研究課題
若手研究(B)
う蝕(虫歯)の進行は、口腔細菌Streptococcus mutansによる不溶性グルカンの産生をきっかけに開始される。本研究では不溶性グルカン形成を触媒する虫歯病原因子GTF-SIの立体構造を世界で初めて解明した。GTF-SIの構造には一般的なGH family 13のアミラーゼと比較してアミノ酸配列に順列置換が起きており、阻害剤・糖転移アクセプター基質との結合構造から、GTF-SIのユニークな基質認識メカニズムや反応特異性の詳細を明らかとすることに成功した。本研究から得られた情報は、GTF-SIを特異的に阻害する虫歯予防食品や医薬品の開発に役立つと期待される。
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