研究課題
若手研究(B)
本研究では腸内常在細菌叢とアレルギー発症の関連性、授乳期の抗原摂取が仔の免疫応答に及ぼす影響について動物モデルを用いて検討した。DO11.10マウスをOVAの経口投与により感作すると、腸内細菌叢が変化することがわかった。母が摂取した飼料が仔の腸内細菌叢形成にも影響し、ひいてはアレルギー発症にも影響する可能性が示された。さらに、授乳期に母が摂取した抗原は未分解のまま一部が母乳に移行し、仔を感作するが、それだけではアレルギー発症を惹起せず、生育後のアレルギー重症度にも影響しないことが示唆された。
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日本農芸化学会2014年度大会