研究課題
若手研究(B)
近年多発している樹木の大量枯死の結果、日本各地の林床には大量の倒木が蓄積しているが、それが森林の生態系にどういった影響を与えているのかについては明らかになっていない。全国30カ所において「マツ枯れ」により枯れたアカマツ倒木の腐朽型の頻度を調べた結果、低緯度の温暖多雨な地域ほど褐色腐朽の頻度が高いことが分かった。このうち9カ所において倒木上に更新している樹木実生の頻度を調べたところ、倒木の腐朽型が樹木実生の倒木上への定着しやすさに影響していることが分かった。
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