研究課題
若手研究(B)
本研究は、樹木の化学防御機構を明らかにすることを目的にし、モクセイ科の常緑高木であるオリーブにおいて昆虫傷害および物理的傷害によって生合成が引き起こされるイリドイド-アミノ酸複合体の構造解析およびその生合成機構の解明を試みた。その結果、質量分析装置および核磁気共鳴装置などの分析測定により、イリドイド-アミノ酸複合体が含窒素六員環を有する新規化合物であることを明らかにした。また新規化合物の生合成には糖加水分解酵素が鍵酵素であることを明らかにした。
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