研究課題
若手研究(B)
19 種類のサイトカイン遺伝子をターゲットとしたマルチプレックスシステムを構築し、病原体成分または病原細菌接種時のトラフグにおけるサイトカイン遺伝子の発現動態を解析した。その結果、全ての試験において炎症性サイトカインの発現増加が認められた。さらに、ウイルス疑似核酸物質による刺激においてのみ、I-IFN の顕著な増加が認められた。続いて、病原細菌または寄生虫感染時の腎臓における IL-10、IL-17/AF1、IFN-y、IL-4/13の発現動態を解析した。細菌感染時は全てのサイトカインについて産生の増加が認められた。また、寄生虫感染時も同様の傾向を示したが、特に IL-4/13 の産生が顕著に増加することが確認された。続いて細胞内サイトカインの検出を試み、IFN-y産生細胞の検出技術の構築に成功した。当該技術によって、末梢血白血球中の IFN-y産生 Th 細胞は病原体構成成分での刺激によって増加することが確認された。
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