研究課題
若手研究(B)
本研究は、国内のクロマグロ沖合養殖を実現させるために必要不可欠な情報となる、浮沈式生簀内のクロマグロ養魚の遊泳行動を明らかにすることを目的に、行動記録計を使用して養魚の3次元遊泳行動の可視化、および、長期にわたる遊泳深度のモニタリングを行った。可視化された養魚の3次元遊泳行動から、生簀衝突に深く関与する昼夜の旋回行動を比較したところ、日中では鋭く旋回し夜間では緩やかに旋回していた。また、遊泳深度の計測値を相対エントロピーで分析し、摂餌行動や通常ではない行動を検出できた。浮沈式生簀によるクロマグロ養殖で問題となる、養魚の生簀への衝突死軽減に資する行動情報を本研究で取得できた。
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