TNBSを用いて T 細胞を主体とする IBD モデルを作製し IL-19 の機能的役割について検討を行った。IL-19KO は WTよりも体重減少の程度が酷くなった。IL-19KO は WTよりも上皮細胞の欠損および炎症性細胞の浸潤が悪化し、炎症性細胞浸潤が漿膜にまで達する激しい炎症であった。さらに、IL-19KO では IFN・、IL-12、IL-22 およびIL-33の発現量が増加した。以上の結果より、TNBS 誘発性 IBDモデルにおいて、IL-19遺伝子欠損に伴い炎症の悪化が起こることが明らかとなった。
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