研究課題
若手研究(B)
病原体"プリオン"の主要な構成成分は、異常プリオン蛋白質(PrP^<Sc>)であり、宿主に発現している正常プリオン蛋白質(PrP^C)の立体構造が変換したものである。そのため、PrP^Cに相互作用する分子の同定は、立体構造変換機構を理解するうえで極めて重要である。本研究では、近年報告された蛋白質のビオチン標識法とショ糖密度勾配遠心法を組み合わせることで、PrP^Cの相互作用分子群を、界面活性剤不溶膜画分(DRM)に限局して網羅的に検索、同定を行なった。その結果、神経特異的に発現する微小管再構築調節蛋白質Stathmin2(Stm2)が同定され、Stm2はPrP^Cと近接して存在することが分かった。
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J Virol
PLoS One
巻: 7(5) ページ: e37896
doi:10.1371/journal.pone.0037896