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2014 年度 実績報告書

イヌ・ラットにおける非侵襲的な臓器血流解析の研究:CT灌流画像解析法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23780319
研究機関東京農工大学

研究代表者

岸本 海織  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (50588960)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワードPerfusion CT
研究実績の概要

イヌの脳Perfusion CT解析において,異なる解析条件(解析アルゴリズム,解析スライス厚,マトリクスサイズ,ノイズ除去強度)により得た解析値を比較し,変動を明らかにし,その結果に基づいて血流解析に適した条件を明らかにした.ビーグル犬を用いてダイナミックCT撮影を行い解析アルゴリズム(box-MTF法およびSVD+法),スライス厚(4 mmおよび8 mm),解析マトリクスサイズ(512 × 512,256 × 256および128 × 128)およびノイズ除去強度(強および弱)それぞれの組み合わせを用いてカラーマップを取得し,それぞれのマップにおいて灰白質,白質,基底核,海馬,視床,小脳の脳血流量 (CBF) および脳血液量 (CBV) を算出した.また,灰白質および白質の条件間の解析値を比較した.いずれの条件についても解析後の血流マップはイヌ脳の解剖学的構造を逸脱しなかったが,視覚的な違いが認識された.また,異なる条件間で解析値に有意差が認められた.本研究において全ての解析条件でイヌの脳灌流を測定することができたが,異なる解析条件は解析値に差をもたらす原因となる可能性があるため,同一の撮影条件を適用する必要がある.また,イヌでは薄い解析スライス厚の利用が望ましいと考えられる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イヌ膵右葉インスリノーマの一例2014

    • 著者名/発表者名
      岸本海織,小林 正行、樋田 慎司、松田 有梨、伊藤 博
    • 学会等名
      第5回膵Perfusion CT画像研究会
    • 発表場所
      北九州
    • 年月日
      2014-07-12

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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