研究課題
若手研究(B)
ワンポット縮合‐酸化反応を利用する実用的含窒素複素環合成とその応用について研究を行い、以下の成果を得た。1)シクロブタノン由来のアミナールをハロゲン化剤と反応させると、酸化的な転位反応が進行し、2環式アミジンが得られることを見出した。2)N,O-アセタールを経るアルデヒドからのオキサゾール合成法を応用し、強力な細胞毒性を持つ19員環マクロライドであるレイオデライドAの提唱構造の合成に成功した。3)トリスイミダゾリンを利用する触媒的不斉ブロモラクトン化反応が、内部オレフィンを持つ基質にも適用できることを明らかにし、本法を利用して天然物タニコリドの全合成に成功した。
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http://www.phs.osaka-u.ac.jp/homepage/b005/