研究課題
若手研究(B)
ヒトまたはマウス多能性幹細胞を用いた毒性評価法の開発において最も大きな問題点は分化の不均一性である。本研究では培養条件を検討し、マウス ES 細胞から均一かつ迅速に大脳様構造を形成させることに成功した。また、実際にヒト、マウスに大脳構造の異常を誘発する化学物質を曝露し、in vitro で形成した大脳様構造に異常が生じることを確認し、このシステムをもちいて発生毒性を評価できる可能性をみいだした。また、ヒト ES 細胞の培養条件を調節することで、短期間で神経系に分化させることに成功した。
すべて 2012
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Toxicol Lett
巻: 212 ページ: 1-10
DOI:10.1016/j.toxlet.2012.04.011