研究課題
若手研究(B)
成虫初期の線虫(C. elegans)腸細胞に豊富に存在する顆粒状オルガネラは、飢餓条件下で速やかに崩壊する。この崩壊はリソソームの形成不全を示す変異体でも認められることから、オートファジーやリソソームに依存しない未知の機構によるものと考えられた。このオルガネラ分解を制御する栄養・飢餓シグナルを解析した結果、熱で不活性化する疎水性の栄養因子がオルガネラの形成・維持に必須であること、インスリン様シグナルがオルガネラの動態を制御していることを明らかにした。また、RNA干渉法を利用した遺伝子スクリーニングにより、このオルガネラの形成・維持・崩壊を制御する複数の遺伝因子を同定した。
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Biochem. J
巻: Vol.452 ページ: 467-475
10.1042/BJ20130115.