研究課題
若手研究(B)
近年,がん組織中にがん幹細胞が発見され,その起源の一つとして幹細胞のがん化が指摘されている.本研究では,強力な発がん物質である7,12-ジメチルベンズ(a)アントラセンがマウス胚性幹(mES)細胞に対して引き起こすDNA損傷や異物代謝酵素誘導,未分化状態への影響を検討した.その結果,mES細胞は発がん物質の標的となること,DNA損傷により増殖停止・分化誘導されることが示唆された.この分化誘導は,異常な幹細胞を排除するという幹細胞防御機構の一つであると考えられる.
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J. Res. Inst. Meijo Univ.
Life Sci.
巻: 91 ページ: 415-419
http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/hygie_chem/index.html