研究課題
若手研究(B)
悪性胸膜中皮腫はアスベスト由来の難治癌であり、新規治療法の確立が求められている。本研究では悪性胸膜中皮腫に対する特異的癌抗原を標的とした腫瘍特異的免疫療法の開発を目的として検討を行った。その結果、ヒト悪性胸膜中皮腫細胞株およびヒト悪性胸膜中皮腫組織において HM1.24 が高発現すること、抗 HM1.24 抗体が悪性胸膜中皮腫細胞株に対して有意な抗体依存性細胞障害(ADCC)および補体依存性細胞障害(CDC)を誘導することを明らかにした。本結果より、特異的癌抗原を標的とした腫瘍特異的免疫療法が悪性胸膜中皮腫に対する有効な新規治療法となる可能性が示唆された。
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J Immunol
ページ: In press
DOI:10.4049/jimmunol.1300448