研究課題
若手研究(B)
本研究は、ヒト線維芽細胞由来 iPS 細胞を用いて既に確立した肝分化誘導法に対し、化学物質及び遺伝子導入の両面から改良を加え、成人型肝細胞に匹敵する肝分化 iPS 細胞を作製することを目的に検討を行った。 肝特異的転写因子群の中でも、HNF6 遺伝子を iPS 細胞の肝分化誘導過程中に導入することで、肝分化 iPS 細胞の成熟性が向上する可能性を見出した。また、ヒト成人肝細胞において主要な薬物代謝酵素である CYP3A4 が、HNF6 遺伝子の導入で著しく上昇し、その発現量は酵素活性が認められるレベルに達した。本研究は、iPS 細胞の肝分化誘導法の改良に加え、これまでに報告されていない HNF6 による CYP3A4 の発現調節機構が存在する可能性を見出した。
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Drug Metab. Pharmacokinet
巻: 28
DOI;10.2133/dmpk.DMPK-12-RG-132
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DOI;10.2133/dmpk.DMPK-10-RV-087