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2012 年度 実績報告書

環境要因を考慮したエピジェネティック変異診断による癌化学療法の個別化

研究課題

研究課題/領域番号 23790210
研究機関姫路獨協大学

研究代表者

高良 恒史  姫路獨協大学, 薬学部, 教授 (00329939)

キーワードエピジェネティクス / 癌 / 抗癌剤感受性 / 個別化治療
研究概要

近年、ゲノム塩基配列以外にも個人差として遺伝的に伝達されるエピジェネティクスが注目されている。すなわち、癌細胞の抗癌剤感受性に相違を認める要因の一つとして、エピジェネティック変異の影響も十分に考えられる。そこで、エピジェネティック変異情報に基づいた癌化学療法の個別化を目指して、抗癌剤感受性に影響を及ぼす可能性が示唆された遺伝子について、エピジェネティック変異(メチル化異常)を解析した。
実験には、37種のヒト由来癌細胞株(肺癌、乳癌、子宮頸癌、肝臓癌、腎臓癌、大腸癌及び食道癌)を使用した。癌細胞由来のゲノムDNAは、バイサルファイト変換を実施したのち、DNAシーケンサーにて塩基配列を解析した。また、塩基配列データ(メチル化異常)と抗癌剤感受性との関連性について検討した。
その結果、各遺伝子のプロモータ領域のメチル化について解析したが、抗癌剤感受性と関連性が示唆されるメチル化異常は観察されなかった。メチル化異常の検索範囲を広げて、抗癌剤感受性との関連性を検討する必要があると思われる。また、検討遺伝子についても増加させる必要性が示された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Factors affecting the sensitivity of human-derived esophageal carcinoma cell lines to 5-fluorouracil and cisplatin2013

    • 著者名/発表者名
      Minegaki T, Takara K, Hamaguchi R, Tsujimoto M, Nishiguchi K.
    • 雑誌名

      Oncology Letters

      巻: 5 ページ: 427-434

    • DOI

      10.3892/ol.2012.1014

    • 査読あり
  • [学会発表] エベロリムスの長期曝露がヒト腎癌細胞株に及ぼす影響2012

    • 著者名/発表者名
      中山優子、高橋 稔、奥村勝彦、高良恒史
    • 学会等名
      第62回日本薬学会近畿支部総会・大会
    • 発表場所
      武庫川女子大学
    • 年月日
      20121020-20121020

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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