研究課題
若手研究(B)
研究目的は、1) 起立性低血圧における前庭系と圧受容器反射の相互作用解明、2) 飲水-昇圧反射のメカニズム解明、3) ヒトの起立性低血圧に対する飲水―昇圧反射の有用性確認、の3点である。ラットでは、圧受容器反射と前庭器への入力を遮断することで、起立時の動脈血圧が大きく低下することがわかった。この低下を防ぐために飲水を用いたところ、圧受容器を破壊したラットでは、飲水中に60 mmHg程度の昇圧応答が見られ、この応答は交感神経活動亢進によるものであることがわかった。高齢者では、ラットに比べて小さいながらも、飲水-昇圧応答が見られたことから、飲水によって起立性低血圧を防止できる可能性が示唆された。
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