研究課題
若手研究(B)
DMドメイン型転写因子、DMRTは雄性生殖器発生に関与するなど、性差をもたらすことで知られているが、生殖器以外の体細胞でも発現し、その発現に性差がみられるか、またその役割について解析した。マウスを用いた研究により、DMRT遺伝子が生殖器以外の臓器・器官においても発現がみられ、心臓等ではその発現に性差が生じることを見出した。また、乳癌細胞株、MCF-7細胞を用いた研究により、DMRT2が細胞増殖に対し抑制的に働くことを見出し、生殖器官以外の体細胞におけるDMRT遺伝子の新たな機能を見出した。