研究課題
若手研究(B)
発熱惹起に関わる中枢機構の核心部の解明を目的とし、プロスタグランジンEP3受容体を発現する視索前野ニューロン(EP3ニューロン)の多面的解析を行った。トランスジェニックラットとウイルスを新規に作製することで、EP3ニューロン特異的に任意のレポーター遺伝子を発現させるシステムを構築することに成功した。このシステムを用いて、EP3ニューロンの脳内のすべての軸索投射先を同定した。また、EP3ニューロン特異的に光感受性チャネルを発現させ、その神経活動を光操作することで、褐色脂肪熱産生活動を変化させることに成功した。現在、EP3ニューロンの電気生理学的特性を、パッチクランプ法を用いて解析中である。
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Eur. J. Neurosci
巻: 34 ページ: 1442-1452
Am. J. Physiol
巻: 301 ページ: H1559-H1569
http://www.cp.kyoto-u.ac.jp/Nakamura/nakamura-j.html