研究課題
若手研究(B)
硬組織のストレスバイオマーカー探索研究をマイクロアレイベースで実施し、2 件の特許案件を生むことが出来た。第1件は、幹細胞活性化メカニズムを探り、幹細胞ストレスバイオマーカーとして、標的となる遺伝子Aの抽出に成功した。遺伝子Aのプロモーター活性を指標に、約4000の植物性エキスから100以上の候補エキスを選別した。これらのうち、原材料コストを考慮して、実用化可能なエキスを数種試験したところ、現在市場にある唯一の対照薬効果を上回る有効性を確認するに至った。第2件は、皮膚ストレスのバイオマーカーとして、老化受容体応答遺伝子Bを抽出した。硬組織ストレスバイオマーカーとしても適合し、遺伝子Bプロモーター活性を指標に上述と同様、約4000の植物性エキスからスクリーニングを開始する段階にある。当初計画では、骨ストレスバイオマーカー同定が主眼であったが、他の組織におけるストレスバイオマーカーとして実用化が見込める段階に到達した。
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PLOS ONE
巻: 9(9) ページ: e108819
10.1371