研究課題
若手研究(B)
Skeletal muscle and kidney enriched inositol polyphosphate 5-phosphatase (SKIP)は、骨格筋におけるインスリン様増殖因子(IGF-1)シグナルを負に制御することによって、骨格筋細胞の増強を負にコントロールすることを明らかにした。これは、SKIPがPI3キナーゼシグナルを負に制御することに由来している。SKIPヘテロノックアウトマウスにおいても骨格筋量の増加が認められることから、SKIPは骨格筋を萎縮に向かわせる因子であることが示唆された。さらに我々は今回、SKIPによる効率的なPI3キナーゼシグナルの抑制の分子メカニズムを明らかにした。がん悪液質などの筋萎縮を伴う重篤な疾患の治療やQuality of Lifeの向上に向けてSKIPは新たな治療ターゲットとなることが期待される。
すべて 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件) 図書 (2件) 備考 (1件)
Journal of Biological Chemistry
巻: Vol. 287No. 37 ページ: 31330-31341
DOI:10.1074/jbc.M112.388785
Molecular and Cellular Biology
巻: Vol. 32、No. 17 ページ: 3570-3584
DOI:10.1128/MCB.00636-12
巻: Vol. 287、No. 10 ページ: 6991-6999
DOI:10.1074/jbc.M111.335539
DOI:0.1093/jb/mvr037
http://www.med.kobe-u.ac.jp/icms/icms/index.html