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2011 年度 実施状況報告書

変形性関節におけるオートファジーの役割

研究課題

研究課題/領域番号 23790337
研究機関神戸大学

研究代表者

松下 雄彦  神戸大学, 医学部附属病院, 特命助教 (40467650)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワードautophagy / chondrocyte / osteoarthritis
研究概要

Atg5遺伝子のexon3をloxP siteで挟んだ変異遺伝子をもつマウス、Atg5 flox/floxマウス(RIKEN Bioresource center, RBRC02975をまず、購入し、同マウスを必要数確保するために交配を行った。次に軟骨細胞に特異的に発現するtype2 collagenのpromoter制御下にCreを発現するCol2a1-Creトランスジェニックマウスと交配し、まず、Atg5 flox/+; Col2a1-Creマウスを得た。さらにAtg5 flox/+; Col2a1-CreマウスとAtg5 flox/floxマウスを交配した。軟骨細胞で特異的にをAtg5をノックアウトした、Atg5 flox/flox;Col2a1-Creマウスを含む子マウスをgentypingにて確認中。さらにLC3-GFPトランスジェニックマウスを交配して必要数を確保したのちに、Atg5 flox/floxマウスと交配した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

15%程度の達成。マウスの購入と交配が予想した時間よりかかったため、研究全体の進行の遅れとなった。目標とするマウスの解析に至らなかったが、現在マウスの産出が順調になり、今後マウスの解析により研究が加速的に進むと予想されるため。

今後の研究の推進方策

前年度マウスの交配が進まなかったため、途中の段階である交配を引き続き進る。まず、genotypingを行った後に、目的とする軟骨細胞で特異的にをAtg5をノックアウトした、Atg5 flox/flox;Col2a1-Creマウスを解析を行う。組織学的な解析を主には行い、基本的にはまず、骨格解析を行い、その後、免疫染色等を含む組織学的な解析を行う予定。さらに、マウスの関節軟骨を採取して、in vitroでも解析を行う。また、Atg5 flox/+;LC3-GFPマウスとAtg5 flox/floxマウスを掛け合わせ生まれてきた、Atg5 flox/flox;LC3-GFPマウスと、Atg5 flox/+;Col2a1-Creマウスを掛け合わせる予定。

次年度の研究費の使用計画

動物の購入と交配に時間を要したため、解析が十分に進まずに、繰り越しに至った。主には遺伝子解析、タンパク解析試薬、抗体、 組織解析試薬、実験用器具、実験用動物に使用手予定。また、研究の結果を国内外研究発表する予定のために一部を旅費やポスターの印刷代として使用する。前年度からの繰り越し金は引き続き解析に必要なマウスの動物飼育料や昨年度に行えなかった組織学的解析に主に使用する予定。また、一部はタンパク解析に必要な消耗品に使用予定。

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公開日: 2013-07-10  

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