研究課題
若手研究(B)
哺乳類の大脳形成過程において、神経幹細胞の自己複製分裂(幹細胞増幅期)から神経産生分裂(神経産生期)への分裂モード遷移は最終的な神経細胞数を規定するために重要である。しかし、この分裂モード遷移の制御機構は十分に解明されていなかった。無脊椎動物においては、分裂した細胞の運命決定(自己複製、または分化)が細胞極性制御因子によって制御されている例が報告されてきた。申請者は、哺乳類の神経幹細胞の分裂モード遷移における分子機構を明らかにするため、マウス神経幹細胞を用いて細胞極性制御因子の機能を解析した。この解析により、PAR3がマウス神経幹細胞の分裂モード遷移において転写調節因子などを介して重要な役割を果たす可能性を示唆する結果を得た。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)
endocytosis in angiogenesis. Nat Cell Biol
巻: 15 ページ: 249-60
DOI:10.1038/ncb2679
Cancer Cell
巻: 22 ページ: 389-403
DOI:10.1016/j.ccr.2012.08.004