研究課題
若手研究(B)
炎症調節へのp38δおよびスフィンゴ脂質サルベージ経路の関与を検討した.その結果,新たにp38δに制御される標的炎症性分子群を同定した.また外因性短鎖セラミドは細胞移動を著しく低下させることを見出した.短鎖セラミドは一度分解され後に再び長鎖セラミドに再合成される.この再合成を阻害すると,セラミド作用は減弱した.このことからサルベージ経路由来セラミドは細胞移動運動を抑える分子であると考えられる.本研究成果は炎症性疾患への新規治療法の開発に繋がると期待される.
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