2012 年度研究成果報告書

ミトコンドリア呼吸鎖活性に依存したアノイキス誘導機構とがん化による破綻

研究課題

研究課題/領域番号	23790378
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	病態医化学
研究機関	昭和大学
研究代表者	石川文博昭和大学, 薬学部, 助教 (60515667)
研究期間 (年度)	2011 – 2012
キーワード	癌 / アノイキス / ミトコンドリア
研究概要	本課題ではヒト乳腺上皮細胞(HMEC)でアノイキスに伴って起こるTFAMの下方制御機構および呼吸鎖活性の低下がアノイキスを誘導する機構に焦点を当てて解析を行った。その結果、脱接着により転写因子ZNF143がタンパク質レベルで発現が抑制されることで、TFAM遺伝子の転写が低下する可能性を見出した。また、呼吸鎖活性の低下によるアノイキス制御因子として新たにTRAILを同定し、脱接着により誘導されたTRAILがDR4を介してアノイキスを誘導することを明らかにした