研究課題
若手研究(B)
腫瘍組織に浸潤するマクロファージは Tumor-associated macrophage (TAM)と呼称される。一般的に TAM は M2 マクロファージに偏倚し、血管新生を誘導するとともに腫瘍免疫を抑制することによって、腫瘍増殖をサポートしていると考えられる。本研究では、グリオーマ組織と成人 T 細胞白血病組織における TAM を解析し、双方の腫瘍組織内には多数の TAM が存在していることを明らかにした。特に CD163 陽性の M2TAM が多い症例ほど予後が悪いという観察結果が得られた。培養実験から、マクロファージ由来の C5a、TNF-a、GRO-a,IL-6、I-309 などが腫瘍細胞の活性化を誘導することが明らかとなった。
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Cancer Sci
巻: 103 ページ: 2165-2172
Mol Nutr Food Res (In press) **: corresponding author
Fertil Steril (in press) * : Equal contributor . **: corresponding author
http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/patho2/pages/komohara.html