SGSM(Small G protein Signaling Modulator)ファミリータンパクは、プリオンタンパクの小胞輸送に関与するRAB11タンパクと相互作用し、ヒトの遺伝性プリオン病の発症機序に関与することが考えられる。本研究では、様々な分子生物学的手法を用いて、SGSMファミリーとRABファミリーとの相互作用を解析したところ、SGSM2タンパクがRAB11タンパクと相互作用することが明らかとなった。また、SGSM2と相互作用するRAPタンパクの機能について解析したところ、RAP タンパクの活性化型がリサイクリングエンドソームからゴルジ装置までの細胞内逆行性輸送を制御することが分かった。
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