研究課題
若手研究(B)
ヒトポリオーマウイルスであるJCウイルス(JCV)の後期遺伝子からは、pre-mRNAとして機能する長鎖のRNAが転写されており、新たに判明したスプライシング様式により転写後調節されて後期タンパク質を発現する成熟mRNAが産生されることが明らかとなった。後期遺伝子pre-mRNAの特殊なスプライシングは、後期タンパク質の発現やウイルス増殖に必要であることも判明した。本研究で判明した後期遺伝子の転写後調節機構は、JCVの細胞内増殖機構の解明につながる新たな知見となった。
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