研究課題
若手研究(B)
Sema4A遺伝子に点突然変異を有する種々の遺伝子改変マウスを作成し、そのうちのひとつであるF350C変異が網膜色素変性症の原因となることを証明した。更に、変異が生じることによりSema4A蛋白の立体構造が崩壊してしまい、そのせいで、Sema4Aが発現している網膜色素上皮細胞が網膜を保護する種々の物質を網膜視細胞に供給できなくなることを見出した。更に、Sema4Aを標的とする遺伝子治療をマウスの網膜に行うことにより、網膜色素変性症の発症を抑制することにも成功した。以上は、網膜色素変性症の新たな病態メカニズムを明らかにするとともに、網膜色素変性症に対する治療法につながる重要な成果である。
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Nature Communication
巻: 4 ページ: 1406
10.1038/ncomms2420
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