私達は、Tリンパ球系培養細胞株であるDO11.10細胞にNotch細胞内領域を強制発現させ、それに伴い発現が誘導されるmicroRNAとしてmiR449aを見いだした。このmiR449aのTリンパ球分化における機能を解析するため、miR449aノックアウト(KO)マウスを樹立した。野生型とmiR449a KOマウスを比較したところ、胸腺や脾臓、その他二次リンパ組織においてTリンパ球などの分化、成熟において大きな差異は見いだされなかった。また、腸管組織においてもTリンパ球やその他の免疫担当細胞の組成など大きな差異は見いだされなかった。
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