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2014 年度 実績報告書

日本人の医療面接における患者中心性,患者満足度,そして医師の満足度の関係の研究

研究課題

研究課題/領域番号 23790564
研究機関三重大学

研究代表者

北村 大  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80595679)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード患者満足度 / 患者中心の医療 / 医師満足度
研究実績の概要

前年に引き続き,病院・診療所の総合診療科/家庭医療科外来で,外来診察後の医師・患者を対象に,外来診察用に作成した信頼性・妥当性を担保された質問紙を用いてアンケートによる横断調査を行った。
研究に同意した患者は合計208名(患者の平均年齢 59.8歳,男性90名・女性118名)となった。医師の診療満足度で3群に分け,高い群・低い群で患者中心性・患者満足度について比較をしたが,患者満足度(45.2 vs 44.1 (p=0.17)),患者満足度(VAS)(88.9 vs 86.8 (p=0.54)),患者中心性(76.1 vs 71.4 (p=0.003)),患者中心性(VAS)(86.7 vs 88.5 (p=0.60))であった。
患者中心性について有意差のみられた面もあるが,VASと質問紙の総点で差異があり,医師の診療満足度が患者中心性・患者満足度と関連があるかについては,更なる研究を要すると考えられた。
また,医師の満足度と患者中心性,患者満足度でギャップの大きな者,少ない者と,医師により異なることが明らかになった。
医療コミュニケーション,混合研究法に詳しい海外の研究者と議論を行い,今後,これら医師個々に対して,ギャップの生まれる要因について,また更なる医療コミュニケーションの実践について,質的評価を発展的に行うことが望ましいとの結論に至った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 外来診療における,患者満足度・患者中心性と医師満足度の関係2014

    • 著者名/発表者名
      北村 大
    • 学会等名
      日本プライマリ・ケア連合学会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター
    • 年月日
      2014-05-10 – 2014-05-11

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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