研究概要 |
平成23年度 ①厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査」の調査票(個票)データを用い、広島県内の医師の地理的分布、診療科分布を分析し、各地域および各診療科における不足医師数を算出した。その成果を「広島県における医師数の現状と将来の医師配置に関する報告書」として広島県および厚生労働省に報告した。②上記の個票データから2002年から2008年にかけて広島県および長崎県内いた医師のみ抽出し、都市部⇔非都市部の医師の移動を比較分析した。その成果を以下の2本の原著論文として国際誌に発表した。Matsumoto M, et al. Rural Remote Health 2012;12:2085. Matsumoto M, et al. Rural Remote Health 2012;12:2027. ③オーストラリアの研究者と学術交流した。 平成24年度 ④特定の医療分野における医師需給バランス格差を調べるため、上記の個票データから広島県内の腎臓内科医の所在地を抽出し、透析患者の所在地のデータとともに地理情報システム上に展開し、県内の透析患者の通院時間格差を調べた。成果は以下の原著論文として国際に発表した。Matsumoto M, et al. Int J Health Geogr 2012;11:28 ⑤研究成果を日本公衆衛生学会および「社会格差と健康」第六回定例研究交流会シンポジウムで発表した。⑥ネパールの研究者と学術交流した。
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