在宅介護の継続に関連する要因である介護負担感、介護肯定感、コミュニティサービスの利用状況について、老老介護世帯の主介護者を対象としてその関連要因を明らかにするとともに、コミュニティサービスの利用の実際を明らかにすることを目的とした。その結果、一日の介護時間、要介護者の認知症の周辺症状、在宅介護継続意志、主観的健康感、生活満足度、要介護者のADL、ソーシャルサポートそれぞれが、介護負担感および介護肯定感に関連することが示唆された。また、主介護者の多くは自治体で提供するコミュニティサービスを利用することができていない状況が明らかとなった。
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