• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実施状況報告書

定期的な運動が肥満関連バイオマーカー、酸化ストレス、抗酸化能に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 23790664
研究機関香川大学

研究代表者

坂野 紀子  香川大学, 医学部, 助教 (80574813)

キーワード予防医学 / 生活習慣病
研究概要

生活習慣病予防の観点から、定期的な運動が肥満改善および抗加齢に与える科学的影響を解明することを目的に研究を進めている。具体的には、内臓脂肪に関連する最新の肥満関連バイオマーカー(IL-18; インターロイキン-18、MCP-4; 単球走化性タンパク質4)および、抗加齢に役立つ抗酸化酵素(SOD、カタラーゼ、グルタチオン等)等を測定し、運動習慣との関連を縦断研究により検証する。
(H23年度の実績)H23年度の計画については、研究対象者へのインフォームド・コンセントを実施できており、本研究に同意をえられた対象者について、運動調査データの詳細な解析(運動強度、運動量などの数値化)を実施した。また、H24年度に本サンプルの測定をする準備として、肥満関連バイオマーカー等の予備実験を実施し、測定手技やプロトコール、CVの確認などを実施した。
(H24年度の実績)H24年度の計画のうち、①本サンプルの肥満関連バイオマーカー、抗酸化酵素の測定については、肥満関連バイオマーカー(IL-18, MCP-4)の本測定は、対象サンプルのすべてにおいて実施できたが、抗酸化能マーカーについては、検体の保存状態が古いために測定精度に難点があり、測定を見送っている状況である。
また、②運動の量および質と肥満、生活習慣病との関連を予備統計解析については、現在解析を進めている段階である。具体的には、肥満関連マーカーと測定ずみの酸化ストレスマーカーや抗酸化能マーカーなどと、既存の調査項目(生活習慣、血液検査値など)との関連について統計解析ソフトを用いて解析を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

H24年度の計画のうち、測定予定項目である肥満関連バイオマーカー(IL-18, MCP-4)については、すべてのサンプルを測定できたが、抗酸化酵素については、検体の保存状態が古いため測定精度に難点があり、測定を見送っている状況である。また、運動の量および質と肥満、生活習慣病との関連の予備解析については、現在進行中であり、肥満関連マーカーと抗酸化酵素について、既存の調査項目(生活習慣、血液検査値、酸化ストレスデータ等)との関連について統計解析ソフトを用いて実施している。

今後の研究の推進方策

H24年度までに測定できた肥満関連バイオマーカー等の結果を用いて、既存の調査データ(生活習慣、血液検査値、酸化ストレスデータ等)との関連を縦断的に解析し、運動の量と質が生活習慣病予防に与える影響を肥満関連バイオマーカーおよび酸化ストレスの観点を踏まえ、科学的に解明する。

次年度の研究費の使用計画

H25年度は、測定できたすべての項目について、全体の詳細な統計解析を行い、結果の公表および、社会への還元を大きな目標として、論文投稿、学会発表、社会への研究成果の還元などを実施する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 抗酸化能とメタボリックシンドロームとの関連2013

    • 著者名/発表者名
      坂野紀子、宮武伸行、吉岡哲、依田健志、鈴江毅、平尾智広、荻野景規
    • 学会等名
      第83回 日本衛生学会学術総会
    • 発表場所
      金沢
    • 年月日
      20130324-20130326
  • [学会発表] Comparison of Serum Ferritin and Oxidative Stress Biomarkers between Japanese men with and without Metabolic Syndrome.2012

    • 著者名/発表者名
      Noriko Sakano, Nobuyuki Miyatake, Suketaka Iwanaga, Kazuhisa Taketa, Noriko Takahashi, Da-Hong Wang, Sakiko Kanbara, Tomohiro Hirao, Keiki Ogino.
    • 学会等名
      140th APHA (American Public Health Association) Annual Meeting
    • 発表場所
      米国サンフランシスコ
    • 年月日
      20121027-20121031
  • [学会発表] メタボリックシンドロームにおける酸化ストレスと鉄毒性の意義2012

    • 著者名/発表者名
      坂野紀子; 岩永資隆; 武田和久; 高橋紀子; 佐藤美恵; 神原咲子; 汪達紘; 宮武伸行; 荻野景規
    • 学会等名
      第82回日本衛生学会学術総会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      20120324-20120326

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi