研究課題
若手研究(B)
民間動物病院や大学付属動物病院の獣医師のMRSA保菌率は高かったが(23%または12%)、彼らに接触した犬のMRSA保菌率は1% (3/292)と低かった。しかし、犬由来MRSAの遺伝子型は、同じ動物病院の獣医療スタッフ由来MRSAの遺伝子型と共通で、動物病院内での伝播が推察された。獣医療由来MRSAの遺伝子型は、ST5-spa t002-SCCmec IIが最も多く、日本の院内感染型と同じであった。獣医師らの衛生対策とMRSA保菌の関連を解析したが、MRSAの予防因子は特定できなかった。診療時の1頭ごとの手洗い等の実施率自体が低く、獣医療における衛生対策の改善が必要と考えられた。
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Microbiol. Immunol
巻: 58 ページ: 149-154
10.1111/1348-0421.12128