フッ素を含むハロゲン族物質の水生動物への影響を評価するためにCFTR(Cystic fibrosis transmembrane regulator)ノックアウトメダカの作成を試みた。High resolution Meltingを用いてカットオフ値を大きくとることで偽陽性は多いものの変異のスクリーニングを行い、シーケンサーで配列を決定した。約6000匹のメダカの200bp程度の範囲を3か所ほどスクリーニングしたが残念ながらノックアウトとなる配列は存在しなかった。もともと遺伝子破壊メダカの作成成功率は30%程度であることからすると已むおえないと考えられた。 ノックアウトメダカの作成に次世代シーケンサーの導入を考慮し、成功率を上げるなどの抜本的な技術の向上が必要であると考えられた。
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