研究課題
若手研究(B)
石綿曝露による悪性中皮腫や肺癌の発症を抑制するための生体防御機構の一つとして、ナイーブCD8+T細胞が細胞傷害性T細胞(CTL)に分化し、腫瘍細胞を攻撃・殺傷することが重要である。本研究では、石綿添加培地中で混合リンパ球培養法を用いてCTL分化誘導を行ったところ、CD8+T細胞の増殖抑制を認めた。また、混合培養後のCD8+T細胞あたりの細胞傷害性の低下を見出した。更に、悪性中皮腫患者ではCD8+リンパ球の刺激後の細胞傷害性の低下を認めた。これらの成果は、悪性中皮腫発症の早期予防につながる重要な知見であると考えられる。
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Am J Respir Cell Mol Biol
巻: (印刷中)
Clin Devl Immunol
巻: 2011 ページ: 481439