研究課題
平成23年度から25年度の科学研究費助成事業における本研究課題は本年度(平成25年度)が最終年度(3年計画の3年目)であった。計画年度当初の予定スケジュールと平成24年度末 (3年計画の2年目) までの進行状況を確認し、本年度の進行についてあらためて理解し継続した。①「各都道府県別自殺予防対策と動向の比較」に関しては、平成23年度に調査した都道府県別の対策を分野別等で継続的にまとめていたが、本年度はその継続とともに市町村の観点でもまとめ、近況の自殺予防対策の力点を考慮し、その引き続きの対策の必要性とともに新たに力を入れて取り組むべき点等を検討した。②「自殺の詳細な実態調査」については、本研究課題開始時の平成23年度より調査、それを自殺の手段・動機に重きをおき、本研究に協力いただいている東京都監察医務院の福永龍繁院長とともに監察医(法医学)・公衆衛生学の視点からまとめた。さらに本研究課題においては多視点からの検討も必要であると考えており、平成23年度そして24年度において教示いただいた機関からの示唆も考慮し、本事項からの対策にむけた検討のまとめに含めた。③「具体的な自殺予防対策(海外における)の検討(海外調査)」項目においては、平成23年度・24年度にカナダのケベック大学Trois-Rivieresを訪問し、調査・教示いただいたことを本年度は年齢層別・背景別等系統的にまとめた。これら①、②、③を総合的に理解し、現状のわが国の自殺予防対策も考慮した上で、殊にわが国の自殺予防に重要な対策プログラム等検討した。
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International Medical Journal
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Shimane Journal of Medical Science
巻: 30 ページ: 37-45
巻: 30 ページ: 33-36