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2013 年度 研究成果報告書

死後経過時間推定精度向上のためのヒト死体早期入植双翅目の入植時間帯に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23790728
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 法医学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

三枝 聖  岩手医科大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30398490)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード社会医学 / 昆虫 / 法医学 / 法昆虫学
研究概要

早期入植双翅目昆虫の入植条件の把握と寒暖境界期の死後変化と死体昆虫相について基礎的知見を得るために,寒暖境界期および長期屋外ブタ屍留置実験とブタ肉片屋外留置実験を行った。寒暖境界期のブタ屍の死後変化は膨満期がみられないまま緩徐に進行すること,死体昆虫相は晩秋および春期で共通すること,晩秋の早期入植双翅目は大型幼虫ないし抱卵成虫にて越冬している可能性が示唆されたこと,これらの結果から,死体現象や死体昆虫相から当該期の死後経過時間を推定する際には注意が必要なことが明らかとなった。また,盛夏に死体昆虫相が減少する要因として,早期入植クロバエ科の活動が鈍化することが示唆された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2013 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 腐敗ガスが晩秋期のブタ屍の死後変化過程と死体昆虫相に与える影響2013

    • 著者名/発表者名
      三枝聖,松政正俊,三上修,藤田さちこ,高宮正隆,出羽厚二,青木康博
    • 雑誌名

      法医学の実際と研究

      巻: 56 ページ: 67-70

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 早期入植双翅目昆虫の越冬様式と冬期を経たブタ屍の死後変化過程2012

    • 著者名/発表者名
      三枝聖,松政正俊,三上修,藤田さちこ,高宮正隆,出羽厚二,青木康博
    • 雑誌名

      法医学の実際と研究

      巻: 55 ページ: 183-187

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 春期の岩手県ヒト生活圏における着衣ブタ屍に入植する昆虫種2011

    • 著者名/発表者名
      三枝聖,松政正俊,八島洋一,三上修,藤田さちこ,高宮正隆,出羽厚二,青木康博
    • 雑誌名

      法医学の実際と研究

      巻: 54 ページ: 59-63

    • 査読あり
  • [学会発表] 岩手県内陸部ヒト生活圏の晩秋・初冬期における早期入植双翅目の活動と入植条件2013

    • 著者名/発表者名
      三枝聖,松政正俊,三上修,藤田さちこ,高宮正隆,出羽厚二,青木康博
    • 学会等名
      第97次日本法医学会学術全国集会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2013-06-27
  • [学会発表] 早期入植双翅目昆虫の越冬様式と冬期を経たブタ屍の死後変化過程2012

    • 著者名/発表者名
      三枝聖,松政正俊,三上修,藤田さちこ,高宮正隆,出羽厚二,青木康博
    • 学会等名
      第96次日本法医学会学術全国集会
    • 発表場所
      浜松
    • 年月日
      2012-06-09
  • [備考]

    • URL

      http://www.forensicentomology.jp/

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公開日: 2015-06-25  

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