少量のMethamphetamine(METH)を反復投与し、中脳に小胞体ストレス蛋白の増加を認めるモデル動物に対して多量のMETHを投与した。この動物の中脳の解析により、小胞体ストレス蛋白のGrp78および活性化ATF6の有意な増加を認めた。さらに、酸化ストレスのマーカーである4-HNEの増加の抑制や抗酸化ストレス蛋白であるSOD1の早期の増加を認めた。また、アポトーシスの指標が抑制され、少量のMETH反復前投与は、多量のMETH投与における中脳の神経細胞に対する感受性に影響することが示唆された。
|