研究課題
若手研究(B)
本研究課題で我々は、orexin A (OX-A) が neuropeptide Y (NPY) 産生促進作用を有することを海馬培養細胞を用いた検討により初めて明らかにした。またこれまでに我々は、漢方方剤「香蘇散」の抗うつ様効果に OX-A/NPY 神経系の制御が深く関与することを報告している。 よって本課題における成果は、海馬において OX-A/NPY 神経ネットワークが存在する可能性を示すものであり、今後香蘇散の抗うつ様作用メカニズムのさらなる解明に役立つものと思われる。
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Biol. Pharm. Bull
巻: 35(10) ページ: 1775-1783