研究課題
若手研究(B)
自己免疫性膵炎診断における生検の有用性につき検討を行った。膵臓、胃、十二指腸、十二指腸乳頭、大腸、肝臓、胆管、小唾液腺からの生検組織に対して、IgG4染色、IgG染色を施行し、各臓器の生検診断能の比較、適切な診断方法につき検討を行った。十二指腸乳頭部からの生検の診断感度が8臓器中、最も高率であり、特異度はすべての臓器で高率であった。IgG4陽性形質細胞>10個/強拡大1視野の診断基準を用いた十二指腸乳頭部からの生検が1型AIPの補助診断として有用であると考えられた。
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