研究課題
若手研究(B)
smCre/Rac1flox/+(smRac1KO)マウスは頸動脈の血管障害による新生内膜の増殖を有意に抑制した。細胞培養で、VSMCの増殖能と遊走能は低下していた。その機序としては、smRac1KOマウスのVSMCでは、ROSの産生が低下し、PAK1のリン酸化 と ERKのリン酸化は少なかった。またCyclinA、CDK4などの細胞周期に関連する遺伝子の発現は少なかった。さらに、分化型平滑筋細胞で多く見られ、脱分化すると減少するSM22の発現はsmRac1KOマウスのVSMCで多くみられた。以上より、Rac1が新生内膜の増殖と血管リモデリングで重要な役割を果たしていることを示唆された。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (8件)
Cardiovasc Diabetol
巻: 12(1) ページ: 92
10.1186/1475-2840-12-92
J Cardiol
巻: 61 ページ: 381-6
10.1016/j.jjcc.2013.01.010
FASEB J
巻: 27 ページ: 1439-49
10.1096/fj.12-217018
Circ J
巻: 76 ページ: 1197-202
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Circ+J.+2012%3B76%3A1197-202
巻: 75(6) ページ: 1448-54
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Circ+J.+2011+June%3B75(6)%3A1448-54
Circulation
巻: 123 ページ: 866-76
10.1161/CIRCULATIONAHA.110.947531