EML4-ALK 陽性肺癌細胞株 (H2228) を用いて、ALK 阻害剤 (Crizotinib) 耐性の細胞株を樹立した。これまでに耐性化の機序として、主に ALK チロシンキナーゼ部位に生じる 2ndmutation が知られているが、今回の我々の検体では検出されなかった。次に、耐性細胞で特徴的に発現している遺伝子産物について網羅的な解析を行った。Non-coding RNA をリアルタイム定量 RT-PCR で解析するマイクロアレイの結果、4種類の long non-coding RNA の発現が有意に変化していることが判明し、耐性化に関与していると示唆された。現在、こられの機能解析を行っているところである。
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