今後の研究の推進方策 |
1)マクロファージ細胞を用いてブレオマイシン誘導シグナルを解明する。2)HEK293細胞にTLR2,CD14,TLR4,MD-2などの細胞表面受容体の遺伝子を導入し、ブレオマイシンによるNF-κBの誘導を検討する。また、肺サーファクタントが及ぼす影響を検討し、シグナル伝達経路を解明する。3) 分子間の結合を調べるため、ビアコアを用いてブレオマイシンとTLR2、TLR4の細胞外ドメイン(sTLR2,sTLR4)を合成した蛋白との結合を検討する。4)ブレオマイシンをビオチン標識し、sTLR2,sTLR4との結合を免疫沈降法を用いて検討する。また、その結合がSP-A,SP-Dにより阻害されるかどうか調べる。
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