我々は急性腎障害(AKI)におけるオートファジーとアポトーシスの情報伝達系と病態での役割について検討した。Sirt1のAKIでの役割についての検討では、虚血再灌流モデルラットを用いてAKIにおいてSirt1の発現亢進が抗アポトーシス効果を増強されていることを報告した。しかし、AKIの病態は依然として不明な点が多く、さらにsestrin2やBNIP3、VASH、TxNIP、MicroRNA(miR)-34a、PNUTSの系においてのAKIの病態についての検討を行った。以上のようにオートファジーとアポトーシスの腎障害、主にAKIにおける情報伝達系と病態解明のため検討を進めている。
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