研究課題
若手研究(B)
食塩摂取による尿中へのカルシウム排泄の増加は、骨粗しょう症や尿路結石に関与する。食塩負荷ラットで、遠位尿細管のカルシウム再吸収分子は増加し、カルシウムを最も多く再吸収する近位尿細管でそれを促進する claudin 2 蛋白は減少した。食塩を摂取では claudin 2 が減少し、尿へカルシウムが喪失する可能性がある。また、腎で Na+/Ca2+交換輸送体(NCX1)は遠位尿細管と血管平滑筋にあるが、ラット腎に NCX1 阻害薬を作用させると、カルシウム動態は不変で、血清リンが低下し、尿蛋白および糸球体径が減少した。腎 NCX1のリンや尿蛋白、糸球体内圧への関与が示唆され、腎臓病で重要となる。
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BMC Nephrology
巻: 13 ページ: 160
DOI:10.1186/1471-2369-13-160
http://www.biomedcentral.com/1471-2369/