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2012 年度 実績報告書

摂食及びエネルギー代謝調節に関わる新規生理活性ペプチドの同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 23791066
研究機関独立行政法人国立循環器病研究センター

研究代表者

吉田 守克  独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究員 (70393212)

キーワード生理活性ペプチド / 神経ペプチド / ペプチドホルモン / オーファンGPCR / 摂食行動 / エネルギー代謝調節
研究概要

摂食行動やエネルギー代謝調節は、中枢神経系によって複雑でかつ多くの補償系の下に制御されている。中でも視床下部には制御を担う重要な神経核が多数存在し、ニューロペプチドY(NPY)、α-メラノサイト刺激ホルモン(α-MSH)、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)等、多くの生理活性ペプチドとその受容体が機能制御に関与することが明らかにされている。本研究では、摂食行動やエネルギー代謝を制御する脳視床下部において、リガンドが不明なため機能が知られてない受容体(オーファン受容体)に作用する未知の生理活性ペプチドを同定し、機能解析することを目的に研究を実施した。
(1)jurkat細胞を利用したリガンド探索:前年度に引き続き、内在する既知ペプチド受容体が少ないjurkat細胞に標的オーファンGPCRを発現させ、リガンド探索を実施した。様々な組織抽出物を発現細胞に作用させ、リガンド結合による特異的活性(細胞内Ca2+上昇活性、cAMP濃度変化等)を指標に探索したが、新たな活性検出には至らなかった。
(2)CellKeyシステムを用いたリガンド探索:オーファンGPCR発現細胞にとある組織抽出物のゲルろ過サンプルを作用させることにより、明らかなインピーダンスの増加を検出した。この増加はオーファンGPCR特異的であったので、この活性を指標に現在、精製を進めている。
(3)肥満動物からのペプチド探索:高脂肪食飼育ラットの各組織よりペプチド画分を作製し、オーファンGPCR発現細胞に作用させ、リガンド結合による特異的活性(細胞内Ca2+上昇活性、cAMP濃度変化等)を指標に探索したが、新たな活性検出には至らなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Isolation of the bioactive peptides CCHamide-1 and CCHamide-2 from Drosophila and their putative role in appetite regulation as ligands for G protein-coupled receptors.2012

    • 著者名/発表者名
      Ida, T., et al.
    • 雑誌名

      Front Endocrinol (Lausanne)

      巻: 3 ページ: 1, 8

    • DOI

      10.3389/fendo.2012.00177

    • 査読あり
  • [図書] Methods in Enzymology2012

    • 著者名/発表者名
      Yoshida, M., et al.
    • 総ページ数
      452
    • 出版者
      Elsevier

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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