研究課題
若手研究(B)
好酸球は喘息をはじめとしたアレルギー疾患の病態形成に関わっている。我々は主に炎症細胞に発現し、遊走・生存など様々な細胞機能を制御することが知られているPI3Kgammaの好酸球機能への影響を、選択的阻害薬を用いて検討した。その結果、PI3Kgamma選択的阻害薬が好酸球のeotaxinによる遊走・活性化を抑制することを見いだした。本研究により、PI3Kgammaが好酸球の細胞機能に重要な役割を果たすことが明らかとなり、PI3K.がアレルギー疾患治療の新たなターゲットとなりうることが示唆された。
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臨床免疫・アレルギー科
巻: 56巻2号 ページ: 159-165