研究課題
若手研究(B)
ヒトの血液中に微量に存在する抗G-CSF自己抗体(自己抗体)を測定する方法を開発した。自己抗体は、健常者、肺炎患者の両方に存在した。肺炎患者では、診断時よりも治療開始後に自己抗体価が上昇した。自己抗体価は炎症反応の指標である、白血球、好中球、CRPと相関した。自己抗体はG-CSF活性を阻害しなかった(非中和抗体)。肺炎患者の血液中には、G-CSFと自己抗体が結合した免疫複合体が存在した。よって、自己抗体は、G-CSFの輸送蛋白として働くとわかった。
アレルギー・免疫、呼吸器内科